第17回 都合のいい社会は都合が悪い


梅雨入りしたはずなのにたいして雨も降らず、こんなんで水不足にならないのだろうかと、珍しく普通の心配をしているひろろん店長です。

ここしばらく取り扱う内容が、厳しめのコラムばかりだったので、今回はゆるめに・・・と思っていたはずが今回も少し「最近の若者は・・・」なお話しです。

ここしばらくの間、仕事だったりバンド活動だったり、20代の子たちとの面接というか、顔合わせの話がたて続きました。

そこで避けては通れないのがドタキャン。

いわゆる今時の子たちのドタキャン率の高さは半端じゃないわけです。

自分から応募してきておいて、当日、時間になっても全く現れない。
電話してみるも誰も出ずにコール音が続くばかり。
しばらくしてかけなおすと、ひどいときは、ろこつに着信拒否。
いったいどうなっているのやら。

面接官は、面接のために、いろいろな準備をしてわざわざそこでまっている、
あるいは、どこかしらから、そのためにやってくるわけです。
あまりにもひどい仕打ちだと思いませんか?

数年前から子供達がアルバイトの面接に行って受ける説明に

「採用なら〇日くらいのうちに電話します、不採用なら連絡はしません」

というのがあり、その話を聞くたび、なんともひどい会社だなと思うようになりました。
不採用の連絡をするのはやはり気が重い、それはわかります。
でも、それは人と人とのやりとりの中で最低限のマナーだと思っていました。

不採用なら連絡しない・・・今日連絡があるのか、明日あるのか、一週間後にあるのか、結局ないのかわからない・・・これでは、随分先まで次の動きがとれませんよね。

結果、子供達は採用不採用に関係なく、いくつかの面接を並行して申し込まざるをえなくなります。

そこで今度起こる問題がまだ、何箇所か面接が残っている間にどこかで先に採用になってしまうというもの。

自分から応募しておいて、

「やっぱり他できまりました。」

なんてなかなかいい出しにくいですよね?
そうして生まれてくるのが連絡なしのドタキャン。

もはや、ひろろん店長の考える常識と現実には相当の開きがあるようです。
で、こういう話をすると、当の20代の子達は、

「そんなのいまどき普通だし」

とまた、知ったような事をいうわけです。

20代の子達にとってはそれが常識、それが自分たちに都合のいい社会という事らしいのです。

でも、そんな待ちぼうけに企業の面接官がいつまでもつきあう筈はなく、ぽつぽつ聞かれるようになった話が
「募集条件として20代の子を外してしおう」という話。

もちろん雇用には平等が求められる世の中なので、ろこつに「20代は雇いません」とはかけません。
なので、表面的には募集している事になっています。

ただ、応募してきても何かしらの理由をつけて面接の話までたどり着かない、
あるいは、面接にきたとしてもはじめから採用しないと決めているだけです。

ひととひととの付き合いでは、検索エンジンをたたくように自分の得たい結果だけを提供しつづけてくれるなんてありえません。

相手に不誠実であれば、当然自分にも不誠実な形でかえってくるようになります。

「今時はそんなのあたりまえ」

などといっていては、結局自分たちの首をしめてしまうのです。

そもそも、あと数年たって、自分たちが面接官になったとき、ドタキャンするこたちを「今時はあたりまえ」と笑いながら待ちぼうけをくらいつづけることができますか?(笑)

いま、若い子たちの好き勝手がまかりとおっているように見えるのは、もうひとつ、ふたつ上の世代がまだ、誠実に人と接しようとする世代だからです。

いまの20代のこたちが面接官になったとき、はたして日本の社会はどうなってしまうんでしょうね?

そろそろ明るい未来が全く見えなくなってきたひろろん店長ですが、じゃ、ひろろん店長自身はもしそんな時代になってしまったらどうやって生きていこうと思っているのか?

もちろん、時代の流れにさからってでもなんとかしようなんて勤勉さはありません。

適当なタイミングでとっとと日本からにげだそうと画策しはじめたところです(笑)

本当に都合のいい社会にいきるためには、都合の悪い事もしなきゃいけないんじゃないですか?